AzureサブスクリプションをまたいだWordPressサイトのお引越しをしました

今日は久しぶりにのんびりと自分が管理するサーバーの作業を行いました。今皆さんが見ているこのサイト(cloud.ebisuda.net)をAzureサブスクリプションをまたいでお引越しをしました。

もともとは、MVP特典でもらっていた月額2万弱の枠の中でやりくりしていたのですが、Azureの使える枠が広がったので別のAzureサブスクリプションに移動したうえでスケールアップさせようと思っていたのですが、なかなか時間が取れずにいました。それをやっとやることができました。

以下、躓いたところや気が付いたところを記録しておきます。

  • 移行元環境がどこにあったか忘れてしまって探すのにかなり手間取ってしまった。Azure管理ポータルでAzureADを切り替えたあとには必ずフィルタを確認しないといけない…。やってたつもりでできてなかった…。
  • PaaSのMySQL同士のデータ移行にはAzure Database Migration Servicesが使えるが、スキーマの移行には(現在は)MySQL Workbenchが必要。
  • MySQL Workbenchでスキーマ移行時に規定値の部分でエラーが複数発生。「サーバーパラメーター」のsql_modeにて「NO_ZERO_DATE」「No_ZERO_IN_DATE」あたりを無効化したらスクリプト修正なしで大丈夫になった。(※細かく見ていないので適切な対応だったかどうかは不明)
  • MySQL Workbenchでそのままデータ移行を実行したところ結構失敗した。しかし、Azure Database Migration Servicesではうまくデータ移行できた。裏で色々と良しなにしてくれている模様。

もともと環境は、VMではなくPaaSのMySQLとAppService上で動いているコンテナ環境だったので、サーバーの構成をちまちまいじる必要なくデータ移行さえできてしまえばサクッと移行可能でした。

App Service上でドメインを取得したり、証明書を作成したりとかなりAzureに依存した構成だったので移行できないことを心配してましたが、それは杞憂でした。ドメインやDNS自体はまだ元のサブスクリプションに残したままですが、そのあたりは課金額少ないので当面はこのままにしておきます。

というわけで、ひとつやり方わかったので、同じ要領であといくつかブログをお引越し予定です。

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