Azure Stackの更新処理のすばらしさについて

みなさんこんにちは。胡田です。Wordpressがメジャーバージョンアップしてエディタがかなり変更になり、戸惑っております。(慣れない…) さて、今回はAzure Stackの更新処理の素晴らしさについて…と、このネタはすでにこのブログでも書いた気がします。ですが、先日のHCCJPの第3回勉強会に合わせて動画を作成し、youtubeにアップロードしましたので改めて。
動画を見てもらうとわかってもらえると思うのですが、オペレーションは本当に簡単です。
  • テストする
  • (テストOKであれば)Updateのボタンを押す
本当にこれだけで、クラスタのホストノードがOSレベルで最新に刷新され、複数台動いているAzure Stackを構成するVM群も刷新されます。上で動いているユーザー作成のリソースもすべてライブマイグレーションで移動させながらの処理となります。 本当に私が昔からずっと夢見ていた
  • 決め打ちの機器構成にしておけば構成組むのに悩まなくて済む
  • 構築作業も定型化、効率化、高品質化できる
  • 横展開できる
  • 構築も自動化できる
  • 更新も自動化できる
というのが実現されているのがAzure Stackなんです。そしてさらに構築したシステム自体がセルフサービスポータルを備え、セルフサービスで勝手に利用してもらうことができるという現実。素晴らしすぎて涙が出ます。いままで自分が何十年も苦労していたインフラ周りの苦労は何だったのかと。 「こうすれば全部自動化出来るじゃん」ということは今までもずっとあちこちで言ってました。他の同業者さんの中にも同じような事を言っていた方はやっぱりおおくいると思うのです。でも、それを製品レベルできちんと仕上げちゃうというのはさすがMicrosoftだよなぁと思うのです。 本当にブラフ抜きで、Azure Stack相当の環境をAzure Stackを使わずに設計~構築しろっていわれたら数千万円レベルの費用では作れないと思います。更新にだってもちろん同じくらいの費用がかかります。そう思うとAzure Stackって本当に安いんですよね。 Azure Stackの絶対的な金額はもちろん高いのですが、でも、それって何と比べて高いんでしょう?Azure Stackが実現している範囲や運用まで含めたトータルのコストを考えた時に本当に高いんでしょうか?私は「圧倒的に安い」ことを確信しています。 「本当かなぁ?」と思う人は、是非、インフラを管理している管理者、あるいはベンダーに「全ホストOSの最新版への更新と基盤の全ミドルウェアの更新を、上で動いている仮想マシンを落とさずに作業する場合の期間と費用の見積もりをちょうだい」と言ってみると良いです。数ヶ月の期間をかけて数百万円~数千万円の費用がかかる見積もりが出てきますよ。間違いなく。本当に。 あるいは「まず調査、テストをしっかりしないといけません。そもそも停止時間なしで出来るかどうかも怪しいです。そのうえでの見積もりになります。でも、リスクなど考えると新規にシステムをside by sideで作成して、リソースを移動する手法をお勧めします」的な答えが返ってくるはずです。つまり「できない」「別でつくちゃったほうが確実で安い」という回答だって当たり前にありえます。 そんな現実がある中で、世界中のすべてのクラスタをボタン一発で更新できちゃう仕組みを備えているAzure Stackは本当に凄いです。この1点だけでもAzure Stackを導入する価値があると私は思うところです。だって、きちんとUpdateし続けないとセキュリティ的にやばいですよ。世の中の流れからも取り残されてしまいます。「作ったはいいけど更新できないシステム」沢山ありませんか?基盤が古くて新しいバージョンのゲストOSが動かせない基盤、ありませんか?更新できないのを言い訳するために「安定させるために基盤はいじりません」的なことを言ってませんか? このあたり「うちは大丈夫!」って自信をもって言えるのはパブリッククラウドでPaaSを使っているところ以外にはほぼ無いだろうと思います。あるいはオンプレミスでAzure Stackを使っているところ、ですね。 この凄さ、伝わるといいなぁと思いながら動画を作りました。(あんまり伝わっていないと思いますが…。)

コメントを残す